公開日: 2022年12月15日 - 最終更新日: 2022年12月27日

メーカー別 スタッドレスタイヤの性能を比べてみた(あくまで私見です)

周と書いて何と読む?
  • シェア
  • twitter

こんにちは。さすライターの周です  

今日は数年前に書いた記事が好評だったのでその最新版を書きたいと思います。

というのもこ最新のスタッドレスを乗り比べる機会があったので・・・あくまでも私見ですがざっくりとしたメーカー別の乗り味というか性能的なものの私見を述べてみたいと思います

最新は最強?

とはいっても年々進化しているスタッドレス、新品時の性能はそりゃもう素晴らしいです。筆者が免許を取って35年ほど、つまり35回の雪道を経験していますが35年前のスタッドレスでも雪道は走れました。
しかし新型が出るたびに「ん?なんかよくなってる気がする」と思います

この「気がする」というのはまさにその通りで新品のスタッドレスを乗り比べるなんてまずできないので結局「直前のスタッドレスの記憶」はある程度減ったスタッドレスの効き具合との比較なんですね・・・
これは筆者が粘りに粘って12月下旬まで履きつぶしたスタッドレス・・・そりゃこんなに減ってたらどんなスタッドレスだって「おおっ効くな~」ってなりますよ。

なので結局メーカー別の差ってあまり実感できないと思います

じゃぁこんな記事書けないじゃん・・・

駄菓子菓子いや、だがしかし。こういう仕事をしていると新作のタイヤの試乗会とか、もっと言えばお客様の車をちょっと移動するとかでいろいろなシチュエーションでタイヤ性能を実感できる場面があります。そんな中から感じたメーカー別の違いです。

ホントに半分以上だったブリヂストン


写真はブリヂストン公式HPより

「北海道のタクシーの半分以上がブリヂストン」・・・ずーっと言われているブリヂストンさんのうたい文句です。で、ほんとのところどうなのかって地元の駅前のタクシー乗り場でチラ見しながら確かめました。その結果・・

調査台数19台(20まで行かない心の弱さ)中12台がブリヂストンでした。63.1%がブリヂストン・・・偽りなし。すげぇ・・

で、そのブリヂストンの最新のスタッドレスVRX3の話です。

正直見た目は一つ前のVRX2のほうがスタッドレスらしい感じがします。1年たってもそれは変わりませんね・・トレッド面(接地面のことです)がよりフラットになった感じでいかにも設置面積が増えたように見えます。
VRX2の性能向上は衝撃的でした。個人的には氷上性能はダントツだと思います。スゴ過ぎな感もあるぐらいなのでVRX3になったからと言って普段の路面でそこまで性能向上を感じません。
しいて言えばコーナーでの安定感と轍越えのスムーズさにはワンランク上な感じがします。

筆者はFF乗りなのでアンダーからのリヤの滑り出しが怖いので(←言ってみたいだけ。あってるかどうかわからないです)コーナーの安定感は助かります。

また、VRX2で最大の弱点と言われた減りの速さを克服したというのが注目です。
出たばかりなので来年あたりのお客様の声を集めてみたいと思います。減らなかったらイチオシですね

実はずーっとユーザーでした


写真はヨコハマ公式HPより

アイスガードセブンにしよっ セブン セブン!セブン!!

深キョンはどうして年を取らないのだろう・・・
そんなことはさておき・・・筆者は実はヨコハマユーザー歴が長いんです。今の車は新車から昨年まで夏も冬もヨコハマでした。
でそんなヘビーユーザーからの視線ですが・・・横浜は初期制動、つまりブレーキを踏んだ時の最初の効き具合が良いと思います。ちょっと踏んでもしっかり踏んでも最初の「グッ」っていういわゆる「効いてる感」が一番つかみやすい感じがします。あと路面状況の変化に強いというイメージ(実体験より)

こんな感じで「圧雪~アイスバーン~雪無状態」という路面でも破綻なく走行できるのはいいなと。
ブリヂストンの陰に隠れてあまり知られてませんが氷上へのアプローチはほぼ同じなので「減っても効く」なタイヤです。こちらも出たばかりなので来年あたりの減り具合のチェックが楽しみです。

イケメンと青いロボットがいなくなったけど・・


メーカー公式HPより

国産3大メーカーのトリはダンロップさん。最近のCMはちょっと味気なくなりましたが(あくまでも私見です)性能は向上しています。
ダンロップ=減らない がこの業界の通説ですが本当に減らないタイヤです。
ダンロップさんのスタッドレスはゴムが瞬間的に変形して氷にぴったりくっついて滑らなくする、というナノフィットという技術です。この技術もウインターマックス03(WM03)では第3世代目になってさらに進化しています。
その「雪面、氷上面へのアプローチの特性上」なのか圧雪や深雪などに強いイメージですね。
あと乾燥路を走っても減らないというのは雪が少ない寒い地方(筆者の住む帯広などはまさに)にはうってつけです。

まとめ的に言うと

以上諸所のざっくりとした私見をかいてきましたが簡単に言うと

コーナーは安定しているブリヂストン
路面状況の変化に強いヨコハマ
減らない長持ちダンロップ

が特徴と言えるでしょうか。新品時の効き目は先にも述べましたが各メーカーの威信をかけた商品なので問題なく使用できます。あとは使い手さんの使用状況とかもちろん保管状況などにもよります。

参考になれば幸いです

あ、ピットオフ各店ではタイヤ安く売ってます
←クリックしてね

ぜひっ!

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.
さすらいの雑用隊長。おもしろ記事を書くことを第一使命と勘違いしている。バイクネタを書きたくて仕方がないが我慢している50代。犬好き、というかむしろ犬。

最新記事 by 周と書いて何と読む? (すべて見る)

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

月別アーカイブ